目標7~11番はなに?
さて、いよいよSDGsも半ばにさしかかります。 ここでは、17の目標のうち7番から11番までについて、お父さんが話してくれます。
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今日は、Prosperity。繁栄についての話だね。
7番目の目標は「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」だね。
そうだね。英語では、Affordable and Clean Energyと表記されている。
Affordableって、僕初めて聞く単語だ。
「手ごろな価格、手の届く」という意味だよ。ショッピングや商談など日常会話でよく使われているよ。
そうなんだ。覚えておこう。でも、和訳では「みんなに」になってるよ。
手ごろな価格といわれても、個人によって違うからね。そういう意味で日本語ではみんなにとしたんじゃないかな?
なるほど。
ところで、実はエネルギーって、もちろん知っているよね?
石油や天然ガス、それに太陽光や風力などもエネルギーでしょう?
そうだね。今、実が言ったのは自然界に存在するエネルギーなので、一次エネルギーっていうんだ。
一次エネルギーで、この目標を達成しているのは太陽光と風力だね。なにせ、只だからね。どこでも、だれでも平等にその恩恵を受けられるよ。
でも、石油や天然ガスはそうはいかない。みんなにとはいかないし、クリーンでもない。しかもいつかはなくなってしまうしね。
電気もエネルギーでしょう?
もちろん。電気は一次エネルギーから作られるから、二次エネルギーだね。
昔と違って、今や電気がないと生活できないからね。
そうですね。でも、世界には電気を使えない人たちが約9億人近くいるそうです。
これからは自然エネルギーを使った電気が普及すれば、使えない人も減っていくんじゃないかな。
そうだね。アフリカの砂漠などに太陽光パネルを敷き詰めれば、大量の電気が得られるね。
問題は資金だけど。そのためには、先進国が援助する必要があるね。
8番目の目標は「働きがいも経済成長も」だね。
英語では、Decent Work and Economic Growthと表記されている。Decentは適切な、まともなという意味で、行動などが一定の水準を満たしている場合に使われるらしい。だから、直訳すれば、まともな仕事と経済成長だね。
うーん、働きがいとはちょっと違うような気もするね。働きがいというのも、主観的な要素があるからね。
そうですね。世の中には、働きがい以前に働きたくても働けない人がいる。いわゆる失業者だね。
そういう人たちにまず働く場所を提供するのが大切だね。もちろん、Decentに
9番目の目標は「産業と技術革新の基盤をつくろう」だね。
英語では、Industry Innovation and Infrastructureとなっている。
この目標は、日本では問題ないんじゃないかな。電気ガス水道などのインフラは、全国的に整備されているし。
そうですね。でも、これまでも話してきたように、いわゆる開発途上国では産業もなく、インフラも整備されていないところが多い。やはり先進国の積極的な援助が必要ですね。
10番目の目標は「人や国の不平等をなくそう」だね。
英語では、Reduced Inequalities、直訳すれば不平等を減らそうだね。英語では人や国とは言っていないが、これは容易に推測できるね。
世界の財産は、ほんのひと握りのお金持ちやエリートに集中しているということを聞いたことがある。
そう、最も裕福な人が世界の資産の約4割をもっていると言われている。このように極端な格差や不平等を減らすため、富を再分配する仕組みが必要なんだ。
まだ、世界の多くがまだ開発途上国だよね。私たちが食べるものや買うものは途上国から運ばれていることを考えると、途上国の問題は先進国の問題でもあるといえるね。
11番目の目標は「住み続けられるまちづくりを」だね。
英語では、Sustanable Cities and Communitiesとなっている。持続可能な都市とコミュニティだね。
どれぐらいの人が都市に住んでいるの?
世界では現在、人口の半分くらいが都市で生活しているといわれている。今後さらに増えて、2050年には約7割の人が都市部で暮らすようになるという予測もある。
へえー。日本でも、東京一極集中などといわれているよね。
都市部に人が集中すると、いろいろな問題が増えてくる。
たとえば?
住宅不足による家賃の高騰、排気ガスによる大気汚染、スラム街形成による犯罪の増加などの問題だ。
スラムというのは、都市部で、経済的、環境的に劣った治安の悪い地域のことで、裕福な人は便利な地域に住み、それ以外の地域に貧しい人たちが住むことで形成されるんだ。
幸い東京にはないけど、世界では都市部の4人に1人がスラムのような場所で生活しているといわれている。
そんなに多いんだ。
もう1つ、都市部に人が多くなると災害時に混乱がとてもおきやすいんだ。
東日本大震災の時、東京はたいへんだったよ。わしも帰宅できなくなって、会社に泊ったからね。
そうでしたね。
あの時は心配したよ。携帯電話もつながらなかったからね。
テレビなんかで、住みやすい街ランキングなんて発表されているけど、地方の都市や村でもみんなが幸せに暮らせるようにしたいね。
いずれにしても、地球上の人がみな平等で、それなりの生活ができるようにしたいね。
そうですね。ということで、今日の話は終わりにしましょうか。
了解。